多くのトラックメイカーは他のアーティストがどのような機材を使用して音楽制作しているのかが気になって仕方がありません。

でも、実はこの考え方には大きな問題があります。

今回はその理由について解説していきます。

人は人、自分は自分

他人が使っている機材をテキトーに真似してみたり、他人から聞いたおすすめの機材を盲目的に信じたりすることの問題は、自分で調べようとしなくなってしまうところにあります

自分で検証せず、他人のスタイルを盲目的に真似してしまうトラックメイカーは、自分自身の芯(コア)がないため、少しでも壁にぶち当たるとすぐに諦めたり、機材を買い替えたりするようになります。

このメンタリティーでいる限り、機材を買い換えるときも別のアーティストを盲目的に真似してしまうので、結局ずっと自分の芯はないまま、何年も同じところをグルグルと回ってしまい、結局上達しないままになるのです。

結局、他人は他人、自分は自分ということを心から理解する必要があります。

自分で考えることは絶対に放棄しないようにしてください。

他人のスタイルを真似たら単なる二番煎じ

「J-Dillaが使っているからMPC3000を買ってみた」とか、「Pete Rockが使っているからSP-1200」を買ってみたとか、そのような感じで機材を選んでいたら確実に上手くいきません。

そもそも、同じ機材を使ったところで同じようなビートを作ることができるのか?という話です。

絶対に無理です。

なぜなら、あなたのボキャブラリーとJ-DillaのボキャブラリーとPete Rockのボキャブラリーは皆それぞれ違うからです。

皆それぞれ人生で体験したことが違い、知っていること自体が全く違うのに、同じものができるはずがありません。

次に、あなたはJ-DillaやPete Rockと同じような音楽を作るために音楽をやっているのでしょうか?

仮にあなたがJ-DillaやPete Rockと同じようなビートが作れるようになったとしても、それは所詮猿真似に過ぎません。

モノマネを極めたとしても、それは二番煎じであることを理解しなければなりません。

コピーはオリジナルには絶対に勝つことができません。

あなたがやらないといけないのは、独自のスタイルを見つけていくことです。

独自のスタイルを見つけるには他人の機材を盲目的に真似していてはいけません。

人の意見はあくまでも参考程度にとどめておかなければなりません。

人が使う機材ばかり見ていないで、どうすれば自分のオリジナルのスタイルを開花させることができるのか、そちらの方を日々考えるようにしてください。

弘法筆を選ばず

最後に、どんな機材を使うかは関係ない、どう使うかが重要であるということを考えた方が良いです。

「弘法筆を選ばず」という言葉が音楽の世界にも当てはまります。

例えば、1万円の初心者用のギターをエリック・クラプトンに弾いてもらったら最高な楽器になります。

でも、500万円の高級ギターをギター初心者に弾いてもらったら、単なる雑音にしかなりません。

このようなことから、何を使うかではなく、どう使うかを考える必要があるのです。

頭に汗をかきながら、日々自分自身のスタイルを磨いていきましょう。

まとめ

自分に合う機材は自分で探すものです。

それに、何の機材を使うかは大切ではないので、マインドセットから変えていくようにしましょう。

お金がかかったとしても、時間がかかったとしても、色々と試行錯誤しながら、自分自身で手探りで探していくしか上達する方法はないのです。

1日でも早くあなた独自のスタイルを見つける旅に出ましょう。