ノーマライズとはオーディオの音量を読み取り、クリップしない(音が歪まない)限界まで音量を上げる機能を指します。

ノーマライズの例

たとえば、このようなドラムがあったとします。

ノーマライズすると、このようになります。

ピークの部分をクリップしない限界の-0.0dBまで引き上げることができます。

ピークに出っ張りが存在する場合、音量アップは望めない

上記のようなピークに出っ張りがたくさんある素材の場合、ノーマライズしても音圧アップはあまり望めません。

赤い部分で囲った部分が先に-0.0dBに到達してしまうので、他の部分の音量が持ち上がらないのです。

ですから、元の素材に、

リミッターというエフェクトをかけてピークの出っ張りを抑えてあげます。

そのあとにノーマライズすると、邪魔をするピークがないので、全体的に音量を上げることができるのです。

ノーマライズするとノイズも一緒に持ち上がる

元々小さな音で録音された音をノーマライズ処理で音量を持ち上げると、音と一緒にノイズも持ち上がります。

ですから、もし可能ならば小さなレベルで録音した音をノーラマイズするのではなく、最初から大きなレベルで録音した方が良いです。

まとめ

ノーマライズすることはコンプレッサーやリミッターをかけることとは性質が全く違うことを覚えておきましょう。

ノーマライズはオーディオを読み取り、出っ張りの部分が-0.0dBに持ち上がった時点でこれ以上音圧は上がらなくなります。コンプレッサーやリミッターは出っ張りの部分が圧縮され、ダイナミックレンジ(音の最大レベルと最小レベルの差)が縮まるため、主に音圧を上げるために使用されます。

ですから、ノーマライズは録音したトラックの音量が低くて使いにくいという場合に使うと良いでしょう。