「そもそもトラックメイキングって何?」

「ビートメイキングとかプロデュースなどとどう違うの?」

このような質問をよく受けますので、説明していきます。

トラックメイキングとは

トラックメイキングはその名の通り、「トラック」を制作する作業のことを指します。

トラックとは「楽曲」という意味ですので、「トラックを作る」イコール「楽曲を作る」ということになります。

ヒップホップやR&Bなどの音楽ではラッパーがラップしたり、シンガーが歌を乗せるためのトラックが必要になります。

このトラックを作る作業を英語では「beatmaking(ビートメイキング)」と言い、日本語では「トラックを作る行為」を総称して「トラックメイキング」と呼ばれています。トラックメイキングという呼び方は主に日本で発展していった言葉です。トラックメイキングという言葉は主にヒップホップやR&B、その他ダンスミュージックの制作をするときに使われます。

それと同じで、海外ではトラックを作る人のことを「Beatmaker(ビートメイカー)」もしくは、「Music Producer(ミュージック・プロデューサー)」と呼ぶのが一般的ですが、日本では一般的に「トラックメイカー」と呼ばれています。

厳密に言えば、ビートメイカー・トラックメイカーはトラックを作る人、そしてプロデューサーはトラック制作はもちろん、アーティストのために曲を作っていくという作業を含みます。

しかし、私としては「ビートメイキングとトラックメイキングとプロデュース」、それと「ビートメイカーとトラックメイカーとプロデューサー」は同意義として捉えて問題ないと思います。

トラックの構成

トラックは一般的にドラムとベースと上ネタ(メロディ)の「フレーズ」で構成されています。

ドラム、ベース、上ネタ、それぞれのフレーズは一単位が1小節、2小節、4小節、8小節などになっていて、これらのフレーズをループ(繰り返し再生)することで尺を長くして、トラックにします。

ヒップホップやR&Bの曲を良く聞いて頂くとお分かりになると思いますが、同じフレーズが何回も何回も繰り返しループされていることで曲が構成されています。

また、シーケンサーを駆使すれば、別のループを途中で織り交ぜたり、今まで鳴っていたループを止めたりすることで、曲の展開を変えていくことができます。

ループするドラムやベースの上でループしない楽器を弾いて展開を作っていくという方法もありますが、ヒップホップの世界ではあまり一般的ではありません。

ヒップホップの世界では楽器ができない人でもどうにかして音楽を作ってしまおうという文化があるので、サンプラーを使い、主にループで曲を作り上げていく手法が非常に人気があります。

もちろん楽器が得意な人は独自のフレーズを制作して曲を完成させていくこともあります。