シンセサイザー(Synthesizer)とは波形を生成して音を作りあげる機械のことを指します。ちなみにシンセサイズ(Synthesize)とは英語で「合成する」という意味なので、シンセサイザーは「合成するモノ」ということですね。

では、シンセサイザーの種類を説明していきます。

シンセサイザーの種類

シンセサイザーは主に下記の種類があります。

  • 減算合成方式
  • 加算合成方式
  • FM方式(乗算方式)
  • グラニュラー方式
  • サンプル方式

減算合成方式

英語ではサブトラクティブ・シンセシス(Subtractive Synthesis)と言います。シンセサイザーの合成方式としては、最も基本的な方式だと言えます。

これは倍音成分(リッチで太い音の成分)を多く含む波形を元に、フィルターを通して倍音成分の一部をカットしていくことで音色を合成する方式です。彫刻のように削って形を作りあげる方式とも言えるでしょう。

アナログシンセサイザーなどは基本的に減算合成方式を採用しています。

加算合成方式

英語ではアディティブ・シンセシス(Additive Synthesis)と言います。これはサイン波を組み合わせることで音色を合成する方式です。

電子オルガンなどは基本的に加算合成方式を採用しています。

FM方式(乗算方式)

FMとはフリークエンシー・モジュレーション(Frequency Modulation)の略で、日本語では「周波数変調」という意味です。これは元の波形に別の波形を組み合わせることで変調し、別の波形にして出力する方式です。FM方式は金属的な音を作るのが得意なのが特徴です。

技術的には古いので、FM音源は比較的古いシンセサイザーなどに利用されています。

グラニュラー方式

グラニュラーの語源はグレイン(Grain)であり、粒子という意味です。これは元の音を非常に細かな粒子に分割し、再配置する事で新たな音を合成する方式です。ちょっと特殊なタイプのシンセサイザーです。

サンプル方式

これはあらかじめ用意したサンプル波形を発音する方式です。PCM(Pulse Code Modulation)音源やウェーブテーブル・シンセサイザー(Wavetable Synthesizer)という呼ばれ方もします。極端な話をしてしまえば、サンプラーもウェーブテーブル・シンセサイザーのひとつだと言えます。

もちろんサンプル方式のシンセサイザーはただ単にサンプリングしたデータを再生するだけでなく、音色をいろいろと変化させることができます。

まとめ

それぞれのシンセサイザーで音の生成方法は違えど、音作りの考え方の基本は「アナログシンセサイザー」の仕組みが用いられています。

ですから、アナログシンセサイザーで使用するパラメーターを勉強していけば、シンセサイザーの基本的な考え方をおさえることができます。