打ち込みで音楽を作る場合は、音源が必要になります。

まずは、ソフトウェア音源を手に入れるのが良いでしょう。(ソフトウェア音源はソフトシンセとも呼ばれていますが、当サイトではソフトウェア音源と呼ぶことにしています。)

VSTi(VST Instrumentの略であり、Steinberg社が作った規格です)というプラグイン形式でDAWに組みこめるソフトウェア音源もあれば、Propellerhead Reasonと言うソフトウェア音源を最初から積んだ単体のソフトウェアも存在します。

関連記事:ソフトウェア音源の種類と規格

ソフトウェア音源を鳴らす方法

ソフトウェア音源を鳴らすにはMIDI信号を打ち込んで、ソフトウェア音源に送ってあげることが必要になります。

マウスでMIDIを打ち込むこともできますが、マウスだと直感的に音楽を作っていくことができないので、MIDIキーボードやMIDIパッドコントローラーなどのハードウェアを用意して、直感的にMIDI信号を打ち込んでいきます。

マウスは既に打ち込んだ音を修正したい場合にはとても有効です。

ソフトウェア音源の音質はピンキリ

ソフトウェア音源の音質はピンからキリまであります。

安い音源より高い音源の方が丁寧に作られている場合がほとんどのため、音質はある程度値段に比例すると言って良いでしょう。

波形を機械的に作りあげて発生させる音源(シンセサイザー)もあれば、リアル楽器を収録している音源もあります。

リアル楽器とは、ピアノなどの本物の楽器を実際にサンプリングして作られたソフトウェア音源を指します。

Synthogy Ivory II Grand PianosSteinberg The Grand 3などがその一例です。

これらのピアノ音源はレコーディングエンジニアが丁寧にサンプリングした音を積んでおり、物理モデリングという技術と組み合わせているため、ただサンプリングしただけのピアノ音源よりさらにリアルな質感を作りだすことができます。

簡単に言えば、MIDIキーボードを弾くと本物のグランドピアノの音が返ってくるのです。

ちなみに、宇多田ヒカルさんはSynthogy Ivory II Grand Pianosを使っているとのことです。

Ivory II っていう音楽ソフトです いろんなグランドピアノの音が入ってるの。 RT @YUKi_i_i_i: 11枚もディスクあるソフトってどんなソフトなんですか!?

— 宇多田ヒカル (@utadahikaru) July 22, 2011

ソフトウェア音源のメリット

何といっても、自作のメロディを作れるのが最大のメリットです。

サンプリングだけで音楽を作る場合、サンプリングした音源をそのまま使うか、チョップして並び替えるか、ピッチをいじるくらいしか出来ないので、打ち込みで自分のメロディを作れるというのは大きな力となります。

私の経験上、レベルの低いソフトウェア音源をいくら持っていても無駄なので、良いソフトウェア音源を何個か所有した方が断然曲のレベルアップに繋がります。

ソフトウェア音源のデメリット

1. 最新のソフトウェア音源はハードディスク容量をかなり消費します。

大容量ハードディスクの購入は必須です。私はソフトウェア音源を外付けハードディスクに保存するのは反対ですので、内蔵ハードディスクを大容量のものに換装するのをおすすめします。

関連記事:外付けハードディスクに音源を保管するのはおすすめしない

2. 音質の良いソフトウェア音源は値段が高いです。

投資をする気持ちがないと音楽制作の世界ではレベルアップできません。ですから、良いソフトウェアに適切な投資する感覚は必要です。

3. 楽器の種類によっては音質が悪いので、打ち込みだとバレてしまう。

弦楽器や打楽器の音質は2004年以降にかなりの進化を遂げましたが、管楽器に関してはまだまだ音質が悪いと感じます。

管楽器の微妙な息づかいや揺れをMIDIで再現するのが技術的に難しいのだと思います。

ウィンドシンセサイザー(管楽器の奏法でシンセサイザーをコントロールできる電子楽器)を使っても、管楽器の音源はフェイクだということが私には分かります。

ですから、管楽器だけはレコードやCDからサンプリングするのが賢明です。

トランペットやサックス等の管楽器はヒップホップでは多用されるので、ソフトウェア音源でトランペットやサックスを打ち込んだ場合、うまくやらないと、すぐに打ち込みだとばれてしまうでしょう。

まとめ

基本的にソフトウェア音源はメーカーの公式ウェブサイトでサンプルを聞くことができます。ですから、購入する前に必ず内容を確認しましょう。音源によってはデモ版がダウンロードできる場合もありますので、どんどん試用していくことをおすすめします。

何回でも言いますが、使えない音源を100個持つより、良い音源を何個か持っていた方が絶対に良いです。良い音源はずっと使い続けることができるので、自分に投資しましょう。