私のトラックメイキングのやり方のひとつを紹介します。

今回お見せする方法は一つのサンプルを複数のパートに分けて曲を作りあげてしまうという方法です。

どういう意味かというと、まずは下記の画像を見てください。

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一番上のMainというパートは名前の通り、メインのトラックです。このメインのトラックにはEQを設定しており、設定はローパスフィルターにしてあります。

この場合、220Hzより上をカットしていますので、EQがオンになっているときは220Hzより高い周波数はカットされます。つまり、モコモコした音になります。

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EQをOnとOffするタイミングをAutomationという機能を使って設定します。山が上にくるとき、EQがオンになり、ローパスフィルターが発動します。

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MidというトラックはMainのコピーです。EQの設定もMainと同じですが、EQは常にオンの設定になっています。MidのトラックはMainのパートのEQがオンになっているときだけに鳴るように設定しています。

なぜMidのトラックが必要かと言うと、MainのEQがオンになると、ローパスフィルターがかかるため、ミッドレンジの成分が削られて、音が細く感じてしまいます。ですから、Mainのコピーを個別のトラックとして全体に重ねてあげると、ミッドレンジの太さが回復するというわけです。

Bassのトラックは以下のようなエフェクトがかかっています。EQをかけてからコンプレッサーがかけています。

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EQはハイパスフィルターとローパスフィルターの両方がかけることによって、ベースの部分だけを抽出しています。このベースの成分たっぷりのトラックを個別のトラックとして全体に重ねてあげると、ベースの成分が全体に加わります。

4つ目のトラックにはReasonでドラムを打ち込んでいます。

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これをミックスダウンすれば、完成です。ひとつのサンプルに複数の役割を与え、ドラムと重ねただけです。

完成品はこちら。

https://w.soundcloud.com/player/?url=https%3A//api.soundcloud.com/tracks/141659032&color=ff5500&auto_play=false&hide_related=false&show_artwork=true

まとめ

サンプルのコピーしてEQやコンプをかけていくという手法を使えば、ひとつのサンプルだけで曲を作りあげることができます。

これをやっているうちに分かると思いますが、トラックメイキングは足し算と引き算が主な考え方なのです。