多くのビートメイカーの問題は、意図を決めずにビートを作るところにあります。
「かっこいいビートができた」
「そう。じゃそのビートどうするの?」
「う〜ん、じゃとりあえずSNSに乗せるか。」
こんな感じで作っても全くと言って意味がないんですね。意図がないビートはゴミだと思ってください。
意図するかしないかは成功するか失敗するかの分かれ道
例えば、とあるアーティストとコラボしたいなら、そのアーティストが好きそうなメロディーラインを入れるとか、ラップが入りやすいようにドラムやベースに隙間を入れてあげるとか、意図さえ設定すればいくらでも配慮することはできます。
しかし、意図を設定しなければ、ビートがかっこよくてもラップは入らなかったり、ベースが邪魔してボーカルが入れられなかったりして、誰にとっても使えないビートが出来上がってしまうわけです。
意図がないビートは聞いた瞬間に分かります。このビートメイカーは意図を設定せずに、テキトーに流れのままにこのビートを作ったなと。そんなビートを量産してもどうにもならないわけですし、単なる自己満足で終わってしまうのです。
だからビートを作るときは意図して作ってください。別の言い方をすると「出口」を決めるようにしてください。
おすすめの出口は「ビートメイキングのノウハウ系記事に紹介できるビート」または「アーティストに提供するためのビート」、またはその両方を出口に設定すると良いですね。
そうすれば、ビートを一つ作る度に資産が増えていく感覚になるわけです。
一つのビートを作れば、ノウハウ記事が書けて、その記事にアクセスを集めて世界中のビートメイカーに教えることができますし、同じビートをアーティストに提供することで、歌やラップを吹き込むことができるようになります。一石二鳥ですね。
ビートを資産としてずっと機能させるためには、時間が経っても古くならない出口設定にした方が良いと、私は思うのです。
今日は以上です。