二人の伝説的なGolfのコーチが書いた本で「Every Shot Must Have a Purpose」という本があります。これはゴルフというゲームを通じて自分を極めていくマインドセット系の本なんですが、本のタイトルが全てを物語っています。

日本語に訳すと「全てのショットには目的が必要」ということなのですが、これは本当にそうで、ゴルフに限ったことではありません。音楽制作にももちろん当てはまります。

音楽制作に当てはめると「全ての音には目的が必要」ということになります。覚えておいてください。使う音一つ一つに目的を持たせることが重要なのです。

一つ一つの音に意味を持たすこと

使用するトラック数がミックスの太さを決めてしまうの記事でも解説していますが、音楽制作では音をたくさん重ねれば良いというものではありません。

実際、トラック数を増やせば増やすほどお互いに干渉しあって音圧も上がりにくくなりますし、音がごちゃごちゃしてしまいます。音の数は制限して、本当に必要な音だけで構成させる必要があります。一つ一つの音に意味を持たせるのです。

下記のトラックのサビの部分(01:19〜01:43)を聞いてみてください。サビでは別に複雑なコードを使っているわけでもなく、色々な音を重ねまくっているわけでもありません。適度な伴奏の上で単音のメロディをピアノ(ソフトシンセ)で弾いているだけです。単音のメロディだとしても、トラック数を少なくし、一つ一つの音に意味を持たせれば、重心があるサビが作れるのです。

https://w.soundcloud.com/player/?url=https%3A//api.soundcloud.com/tracks/250107823&color=ff5500&auto_play=false&hide_related=false&show_comments=true&show_user=true&show_reposts=false

音に隙間を作ってあげること

音楽では休符は音符と同じくらい大切で、実際に音を鳴らせば良いというものではないのです。音には隙間が必要なのです。

ドラムやベースも適度に休符を用いて、緩急を付けてあげるとグルーヴが出ます。下記のトラックのドラムとベースを聞いてみてください。たくさんの隙間がたくさんありますが、そのおかげで踊れるビートに仕上がっているのです。もしドラムとベースの隙間を少なくしたら、グルーヴが悪くなって、全然踊れなくなりますよ。

https://w.soundcloud.com/player/?url=https%3A//api.soundcloud.com/tracks/250434239&color=ff5500&auto_play=false&hide_related=false&show_comments=true&show_user=true&show_reposts=false

実際に私はトラックメイキングしながら、踊れるかどうかチェックしながら作っています。

まとめ

私が初心者の頃は「トラック数を重ねまくれば音が太くなるだろ」「ベースやドラムも複雑にすればよりリズミカルになるだろ」と思っていましたが全く違います。全ては逆なのです。

トラック数は少なくすれば音が太くなります。ベースやドラムは適度に隙間を作ってあげることで、リズミカルになります。覚えておきましょう。