今回はアーティストが自分自身でミックスしていくときにマスタートラックにかけておくエフェクトを紹介します。

これをすることでミックス作業がとても楽になることでしょう。

マキシマイザー

まずはマスタートラックにマキシマイザーを「浅く」かけておくと良いです。なぜならマキシマイザーはかけるだけでオーディオのクリッピングを防ぐことができるからです。

マキシマイザーで音圧をあげる作業はあとで考えます。まずはマスタートラックに「浅く」マキシマイザーをかけて、クリッピングしない状態を作りあげましょう。

それから、それぞれのトラックのゲイン(ボリューム)を変更して、音量調整をしていきます。

ゲインをどんなに上げても下げても適切なボリュームのポイントが見つからない場合には、個別トラックにコンプレッサーを挿入し、波形を潰すことで、音のバランスを変えていきます。

つまり、ゲインをどんなに弄ってもうるさく感じるところと静かに感じるところがあり、音量にムラがあると感じるときにコンプレッサーで波形を潰して平均化を図るのです。

波形を平均化していき、ムラをなくしたあとに、ゲイン調整でカチっとはまるボリュームのポイントを探します。

この作業を繰り返し、それぞれのトラックの音の粒を一通り揃えたら、浅くかけておいたマキシマイザーを先ほどよりも深くかけていくことをキレイに音圧をあげることができるのです。

イコライザー

ボーカル録音時にマイクは色々な音を拾います。ですから、気づかないうちに超低域の音を拾っていることがあります。

一つのボーカルトラックに超低域の音が入っていてもあまり影響はありませんが、ボーカルパートをいくつも重ねていくと、超低域も一緒に積み重なっていき、最終的に超低域がミキシングの邪魔をすることがあります。

超低域が溜まるとキレイに音圧が上がらなかったり、大きなスピーカーで音楽を聴いたときに割れるような音を発したり、胃が揺れるような周波数を発したりして、キレイなミックスではなくなります。

ですから、気づかないうちに入り込んでしまった超低域はマスタートラックにイコライザーをセットし、バッサリ切ることを癖にしましょう。

大体45kHz以下はバッサリ切って良いと思って良いです。

まとめ

マスタートラックにたった二つのエフェクトをかけるだけですが、これだけでミックスを劇的に上達させることができます。