没トラックが出来てしまった場合、あなたはそのトラックを削除してしまっていますか。
もし捨ててしまっているのならば、いますぐに捨てるのを止めた方が良いです。
没だと感じてしまう理由は、その瞬間のあなたのビリーフと出来上がった作品のキャラクターがミスマッチしているからです。
没トラックは必ずしも悪いトラックではないのですが、あなたの中では公開出来ないレベルだと感じてしまうのです。
私も昔は没トラックが出来上がった時には、これらのトラックをどのように扱えば良いかが分からなく、困っていたものです。
しかしある時に、昔の没トラックをたまたま聞く機会があり、それを聞いて愕然としました。
「なぜこんなにやばいトラックを今まで塩漬けにしていたのか」と心の底から思いました。
その日のうちにそのトラックをミキシングし直し、インターネットにアップロードしました。
その後、アップロードしたトラックを沢山の方から褒めてくださり、とてもビックリした事を覚えています。
没だと思っていたトラックがいつの間にか没じゃなくなっていたのです。
これはトラックが変わったのではなく、時間が経ち、自分のビリーフや感性が進化していった結果です。
このような事から、没トラックが出来てしまった場合、消さずに塩漬けにしておいてください。
ある程度時間が経ったら聞き直してみて、何かひらめいたとしたら、その時に完成させてください。