タイムストレッチ・ピッチシフトのアルゴリズム(仕組み)には複数の種類があり、それぞれのアルゴリズムで音質が違います。

タイムストレッチ・ピッチシフトの種類

全ての種類を取り上げるのは難しいので、代表的なものをご紹介します。

élastique

zplane社が開発したタイムストレッチ・ピッチシフトのアルゴリズム。Ableton, algoriddim, Image-Line, Native Instruments, Steinbergなども採用している。

élastique Pro, élastique efficient, élastique SOLOISTなどの3種類のパッケージに分かれている。élastique Proとélastique efficientを比較した場合、élastique Proの方が音質が高い。élastique SOLOISTはモノフォニックの信号に特化したアルゴリズムのため、élastique Proやélastique efficientとは性質が違う。

DIRAC

Zynaptiq社(開発元のDSP DimensionはZynaptiq社に吸収された)のタイムストレッチ・ピッチシフトのアルゴリズム。SteinbergのWaveLabはこのアルゴリズムを採用している。

PhaseGear

日本のPSOFTHOUSE社が開発したタイムストレッチ・ピッチシフトのアルゴリズム。元々はPHISYXという名称でしたが、PhaseGearに名称変更されました。mimicopyなどのiOSアプリで使われている。音質には定評がある。

まとめ

私が聞き比べた結果はPhaseGear>élastique Pro>DIRACとなります。

PhaseGearは透き通った感じがして、音質劣化があまり気になりません。むしろ過剰にタイムストレッチをしたときの揺れ具合が好きです。わざとPHYSYXを通して音作りをするという方法も考えられます。

élastiqueはどれも平均的な音に聞こえます。タイムストレッチの音質は悪くはありませんが、ピッチシフトの質感があまり好きではありません。

DIRACはタイムストレッチのクセに好き嫌いが出ると思います。私は残念ながらこの音質のクセはあまり好きではないです。